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2008年12月27日(土) 10時01分

高田vs武藤“化身対決”13年ぶり伝説再現だデイリースポーツ

 「ハッスル・マニア2008」(30日、有明コロシアム)
 ハッスルの舞台で伝説再現だ!高田総統率いる高田モンスター(M)軍が、マニアの舞台で高田延彦(46)の化身降臨に向けて準備を進めていることが26日、デイリースポーツ・ハッスル取材班の調べで明らかになった。すでに決定済みのグレート・ムタ&ボノちゃん(1つ)組-川田利明(45)&川田父(73)組のカードだが、川田父の代役として検討されている。実現すれば95年、96年に東京ドームで2度対戦した武藤敬司(46)と高田が、ともに化身となって相まみえることになる。
  ◇  ◇
 13年の時を超え、伝説の名勝負が帰ってくる。半信半疑だったムタの参戦が25日に決定的になったことで、高田総統も目の色を変えた。M軍関係者によると、後楽園大会後に「本当にムタが出てきた。こちらも同等の準備をしないといけない。エスペランサー、高田将軍をしのぐ兵器をな…」とつぶやく総統の姿があったという。
 確かに73歳の川田父が戦力になるとは考えにくく、まして相手に本物のムタ。急きょ、最強兵器投入に踏み切ったとみられる。
 高田総統の戦う化身は過去に2人登場している。ザ・エスペランサーは07年11月のハッスル・マニアで坂田に粉砕された。そして、2人目の高田将軍は07年大みそかに出現したものの、リングに上がらないまま行方不明となっている。
 有明ではそれらをしのぐ3人目の戦士が現れそうだ。「M軍秘密基地にエスペランサーに酷似した兵器があった」との関係者の目撃情報もあり、今回は高田総統の新たな化身とみて間違いない。
 リング上にムタとエスペランサーが対峙(たいじ)するとなれば、化身同士による伝説の再現となる。武藤と高田は95年10月9日、96年1月4日に新日本東京ドーム大会で2度一騎打ちをしている。
 当時UWFインターナショナル所属の高田と、新日本IWGPヘビー級王者の武藤という団体のトップ同士の対抗戦は、95年は武藤が勝ち、96年は高田がリベンジしてIWGP王座戴冠を果たし、戦績は1勝1敗の五分だ。
 高田がレスラーを引退し、実現不可能と思われていた夢のカード。ハッスルのリングが、奇跡を起こす。

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