2008年12月27日(土) 10時06分

損保協会、第5回「ぼうさい探検隊マップコンクール」入選作品を決定（サーチナ）

　日本損害保険協会は、ユネスコ等との共催で、第5回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」を実施、このほど入選15作品を決定した。今年度も、全国の小学校や子ども会など241校・団体から、1，235作品の応募が寄せられ、のべ9，300人以上の子どもたちが「ぼうさい探検隊」に参加した。協力した先生やボランティアを含めると、数万人規模の活動となっている。

　文部科学大臣賞には、岡山県備前市立神根小学校「神根レンジャーバスターズ」（テーマ：防災・防犯・交通安全）が選ばれた。また、防災担当大臣賞は滋賀県守山市ふけ町ふるさとクラブ「ふけ町ふるさとクラブ夜回り隊　2008」（テーマ：防災）、消防庁長官賞は三重県鳥羽市安楽島子ども会「安楽島キッズ探検隊」（テーマ：防災）などとなっている。

　今回の応募作品の傾向としては、調べたいテーマについて、明確なビジョンを持って取り組んだ作品が増え、子どもなりの視点で具体的な提案をしている作品が数多くあった。自然災害をテーマとした作品は、実際の災害を想定したマップづくりができているものが多く、防犯・交通安全をテーマとした作品では、エリアを絞り込んで調査したチームほど内容が充実している傾向にあった。

　選考については、「地図としての工夫」「子どもの視点でのまちへの提言」「子どもたちの防災・防犯・交通安全の意識の変化」などを基準とし、厳正な審査を重ね決定した。

　同協会では、どの作品も、子どもたちが一生懸命にまち歩きをし、楽しみながら工夫してマップづくりをする姿が目に浮かぶ力作ぞろいであり、ぼうさい探検隊を通じて、子どもたちだけでなく、地域の大人たちにも安全安心な社会へ向けての啓発効果の広がりが期待されるとしている。

　なお、入選作品の表彰式は、来年1月24日に東京・墨田区のKFCホールで開催する第5回「ぼうさい探検隊フォーラム」で実施する。（情報提供：新日本保険新聞社）

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