米ハワイ州ホノルルなどオアフ島の広範囲な地域で２６日午後７時（日本時間２７日午後２時）前、落雷が原因とみられる大規模な停電が発生した。地元メディアによると、全面的な復旧には少なくとも１２時間かかる可能性があり、日本人観光客にも影響が出そうだ。
ロイター通信によると、地元電力会社は約９０万人に影響が出たとしている。ホノルル・アドバタイザー紙（電子版）は２７日未明までに、約２万４０００戸が復旧したと報じた。
オアフ島にはオバマ次期米大統領が休暇で滞在中。同紙によると、オバマ氏と家族は無事で、ハネマン・ホノルル市長と連絡を取ったオバマ氏は停電の間、睡眠を取ると語ったという。
ホノルル国際空港では非常用の発電システムが稼働しているが、出発便の運航に支障が出るなどクリスマス休暇をハワイで過ごした観光客の足にも大きな影響が出た。
在ホノルル日本総領事館は旅行会社などを通じ、日本人観光客にホテルにとどまるよう呼び掛けている。（共同）
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081227-OHT1T00177.htm