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2008年12月27日(土) 17時37分

千葉大講師の患者情報入りパソコン盗難スポーツ報知

 千葉大学は27日、付属病院の耳鼻咽喉(いんこう)・頭頚(ずけい)部外科に勤務する女性非常勤講師(32)が、がん患者43人分の個人情報を私用パソコンに入れて持ち出し、盗難被害に遭ったと発表した。千葉県警に被害届を出した。

 千葉大によると、講師は25日午後10時から約2時間、千葉市内の飲食店に入っている間に、駐車場に止めていた車の中に置いたパソコンを盗まれた。

 パソコンには、治療を受けている頭頚部がんの患者の氏名(カタカナ表記)と年齢、治療内容が入力され、末期がん患者も含まれていた。住所や電話番号は記載していなかった。病院は患者に連絡して謝罪した。

 講師は学会に発表する症例研究をまとめていた。「大変なことをしてしまった」と反省しており、学会発表や診療を見合わせる。

 千葉大は「患者に大変ご迷惑をかけ、申し訳ありません」としている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081227-OHT1T00173.htm