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2008年12月27日(土) 06時02分

松本零士氏に賠償命令…「銀河鉄道」セリフ無断使用騒動スポーツ報知

 シンガー・ソングライターの槇原敬之さん(39)が漫画家・松本零士氏(70)から「銀河鉄道999」のセリフを歌詞に無断使用したと非難され、名誉を傷つけられたとして2200万円の賠償などを求めた訴訟の判決公判が26日、東京地裁であり、清水節裁判長は松本氏に220万円の賠償を命じる判決を下した。

 ひげをたくわえた槇原はグレーのスーツ姿で出廷。穏やかな顔で判決を聞き入ると、裁判長に向かって一礼した。閉廷後、報道陣の問いかけには無言だったが、自身のホームページに「僕の言い分を基本的に認めていただいた勝訴判決だと考えています」などと記した。清水裁判長は「槇原さんがセリフを知っていたとは認められず、歌詞が似ているからといってセリフに依拠したとは断定できない」と判断。松本氏は姿を見せなかった。

 争いの原因は、槇原が作詞、作曲した「約束の場所」の「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」との歌詞と、「銀河鉄道999」の中の「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」というセリフ。人気デュオ「CHEMISTRY」が歌い、CMでも放送された曲に対し、松本氏がテレビなどで歌詞が盗作であるかのような発言をしたとして、槇原が昨年2月、賠償と著作権侵害でないことの確認を求めて提訴していた。

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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081227-OHT1T00075.htm