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2008年12月27日(土) 21時40分

モータースポーツ界、キーワードは「環境対応」産経新聞

 金融危機でホンダがF1から、スバルとスズキが世界ラリー選手権から撤退と暗いニュースが続くモータースポーツ界。そんな中でも「環境対応は無視できない領域」と三菱の新井部長。今回投入する新世代ディーゼルエンジンは、環境対応技術の一環でもある。「競技を通して短時間で習得できる技術、開発ノウハウを市販車に投入する。それが参戦継続の意義」と強調する。

 一方、以前から廃天ぷら油を再生したバイオディーゼル燃料を使用しているトヨタ車体やチーム右京は環境対応を加速。トヨタ車体では環境保全植物のケナフを社内などで育て、補強パネルの材料に。チーム右京ではモータースポーツでは初めて、生分解性オイルを使用したダンパーを使う。

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