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2008年12月27日(土) 21時05分

知恩院で除夜の鐘の試しづき「そーれ」産経新聞

 京都市東山区の浄土宗総本山・知恩院で27日、除夜の鐘の試しづきが行われ、「日本三大梵鐘(ぼんしょう)」の一つに数えられる重さ70トンの鐘の音が、師走の古都に響き渡った。

 鐘は、国の重要文化財で高さ3.3メートル、直径2.8メートル。鐘をつく直径45センチ、長さ4メートルの撞木(しゅもく)は重さが200キロもあり、子綱を16人が引き、太い親綱を握る1人が体を投げ出すようにする独特の方法でつかれる。

 親綱を手にした僧侶が「えーい、ひとーつ、そーれ」と掛け声を合わせ、あおむけに倒れるように撞木を打つと、参拝者からは歓声が上がった。最初はタイミングが合わずに失敗した若手僧侶が成功すると、大きな拍手が起こる一幕も。

 初めてついたという浄土宗僧侶、堀有輝さん(23)は「意外に難しかった。大みそかではうまくつけるように頑張ります」。

 本番の31日には、午後10時40分ごろから約2時間かけて108回、鐘がつかれることになっている。

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