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2008年12月27日(土) 19時48分

国際宇宙ステーションに物資輸送、NASAが民間2社選定読売新聞

 【ワシントン=増満浩志】米航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトルの退役後に国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を委託する民間企業2社を選定し、発表した。

 2016年末までの8年契約。オービタル・サイエンス社(バージニア州)が約19億ドルで8機、スペースX社(カリフォルニア州)が約16億ドルで12機の無人輸送船を打ち上げる。輸送量は2社とも各20トン以上。米国が必要とする輸送能力の40〜70%をまかなう。

 2社ともロケットの打ち上げ実績が乏しいベンチャー企業で、ISSへの輸送に使うロケットも開発中だが、ロッキードやボーイングなど宇宙航空大手を退けて契約を獲得した。ISSへの物資輸送では、来年秋に初飛行する日本の無人機HTVも期待されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000049-yom-sci