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2008年12月27日(土) 19時14分

<新聞活用実践教室>教諭ら参加…東京の毎日ホールで開催毎日新聞

 NIE(教育に新聞を)の実践例を学ぶ08年度第10回「新聞活用実践教室」(毎日新聞社、全国新聞教育研究協議会主催)が27日、東京都千代田区の毎日ホールで開かれ、小中高校の教諭ら約90人が参加した。

 国語作文教育研究所長で作家の宮川俊彦さんが「読解力について」と題して講演。「文学の大衆化は教養と言語水準の衰退を招いている」と指摘したうえで「読解力とは文章の中に自己を見いだすことだ」と述べた。

 長野県松本筑摩高校の有賀久雄教諭は実践報告の中で、アフガニスタン空爆の新聞記事をきっかけに街頭募金にまで発展した例を紹介。「知識の獲得は手段で、その知識から何を考え、行動するかが目的。これからも新聞を使って生き生きした授業をやっていきたい」と語った。記者報告では、中島章隆論説委員が社説や余録の舞台裏を話した。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000066-mai-soci