記事登録
2008年12月27日(土) 18時11分

<世田谷一家殺害>遺族、時効撤廃を訴え東京都内で講演毎日新聞

 今月30日で発生から8年を迎える東京都世田谷区上祖師谷3の会社員、宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人殺害事件で、宮沢さんの妻泰子さん(同41歳)の姉、入江杏(あん)さん(51)が27日、同区の玉川区民会館で「悼む心 つながるいのち」と題して講演した。「4人の命の鮮やかさは、15年という(時効の)区切りで色あせることはない」と殺人事件の時効撤廃を訴えた。

【関連動画】思い出に「頼らないと生きていけない」世田谷一家殺害の老父母が、涙の会見

 講演は入江さんを支援するグループが事件の風化を防ごうと企画し、約400人が参加した。入江さんは4人の写真をスクリーンに映しながら、「あれだけ証拠が残りながら、全く動機が分からない。なぜあの4人が、と考えると複雑でやり切れない」とつらい心境を吐露した。【古関俊樹】

【関連ニュース】
【特集:未解決凶悪事件を追う】「忘れない」:世田谷一家殺害 DNA鑑定、狭まる犯人像
【特集:未解決凶悪事件を追う】「忘れない」:世田谷一家殺害…7年過ぎ、増す喪失感
【関連動画】「忘れない」 世田谷一家殺害事件、被害者の父が語る無念と悲しみ
【特集・未解決凶悪事件を追う】「忘れない」未解決を歩く
【特集:未解決凶悪事件を追う】「忘れない」:留学2日前の惨劇 上智大生殺害 焼き捨てられた幸せ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000057-mai-soci