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2008年12月27日(土) 11時49分

【有馬記念】有馬Vジョッキーはこの馬に乗りたいサンケイスポーツ

 サンケイスポーツ『政人の目』でコラムを担当している柴田政人調教師は、「勢いに乗った感がある。魅力たっぷりな馬」とジャパンCの優勝馬スクリーンヒーローをイチ押しした。

 まず「やや速めで淀みない流れになる」とペースを予想。展開のキーとなるのはダイワスカーレットで、どこで仕掛けるかがポイントと分析。「ゴッホは早めにつかまえにいくだろう。そうなれば、この展開で一番有利なのは、それを見る形のヒーローではないか。サムソンも先行集団にいるだろうが、その中で最も末脚が切れるのはヒーロー。本場欧州仕込み、追わせるデムーロにはぴったり」と説明した。続けて「(ここにきての急成長は)それだけの素質があったわけで、骨折での休養期間(11カ月)中に力を蓄えていったのだろう」と締めくくった。


★東信二・元騎手

 「能力の高さではダイワスカーレットだろうが、使う度に地力強化されていま花開いたスクリーンヒーローは互角に渡り合えるはず。両馬の対決になると思うが、乗りやすいという点ではスクリーン。どこからでも行けるし、折り合いがつきやすい。波に乗っている時は想像以上の走りをするし、脚質的に中山の方がさらに力を発揮できる」


★河内洋調教師

 「昨年勝ったマツリダゴッホも中山は合うと思うけど、乗りたいのはダイワスカーレットだね。前で競馬をするので中山コースはいいと思うし、少々のオーバーペースで行っても簡単には止まらない馬だからね。他の馬はダイワスカーレットを追いかけると厳しくなるから、自分のペースを守って競馬をするだけだろう」


★加藤和宏調教師

 「スタートして最初の4コーナーまでが短いだけに、いかに楽にいい位置をとれるかがポイント。それが後半に結びついていく。そうなるとマツリダゴッホじゃないかと思う。むろん展開次第だけど、可能性としては最も高いのでは…。あとはダイワスカーレット。マークは厳しくなるだろうが、あの馬のペースで行かせれば強いからね」


★的場均調教師

 「なかなか絞りづらいレース。だからこそ騎手の腕が最後にモノを言う。競馬は1に能力、2にデキ、あとは乗り役。とくにGIは乗り役の頭、読みが重要になってくる。乗りやすさではスカーレット、ヒーローだろう。とくにスカーレットは天皇賞・秋は悔いの残る競馬だった。アンカツは今度は負けない競馬をするのではないかと思う」

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