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2008年12月27日(土) 11時25分

JR東京駅は混雑少なく ピークは30日 帰省ラッシュ産経新聞

 年末年始をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが27日始まり、JR東京駅の東海道新幹線や東北新幹線などのホームには、大きな荷物を持った家族連れらの列ができた。

 JR東日本によると、今年は休みの長期化で、帰省ラッシュは分散傾向。27日午前、東京駅発の東北、上越、長野の各新幹線(自由席)の乗車率は20〜80%と大きな混雑はなく、午後の便の指定席もまだ空きがある状態。帰省ラッシュのピークは30日とみられ、すでに指定席は予約でほぼ満席という。

 家族4人で京都の実家に帰省するという茨城県ひたちなか市在住の中村光宏さん(29)は、「今年は忙しかったが家族は健康で良い年だった。来年も不景気が続くかもしれないが、家族は無事に過ごしたい。正月は、おじいちゃんとおばあちゃんに孫の顔を見せて、後はのんびりしたい」と笑顔を見せた。

 岩手県二戸市に帰省するという建設業の田代三男さん(59)は、「10日間くらい親孝行しに帰ります」と年末年始は丸々実家で過ごすよう。

 母親と三重県鳥羽市に観光に行くという千葉県我孫子市の会社員、大坪晶子さん(41)は、「最初はハワイに行こうと思っていましたが、飛行機が取れなかった。お正月は家でゆっくりしたい」と、大みそかまで旅行を楽しみ、正月はわが家で、という人も少なくないようだ。

 一方、千葉県船橋市の会社員、白井隆博さん(28)は、「来週も仕事があるので、土日を利用して大阪の友達に会いに行く。来年は、せめて正月だけでものんびりしたいなあ」と足早に車両に乗り込んだ。

 また、新潟県の実家に帰省する会社員、中村峰俊さん(32)は、「4日までのんびりしてきます。景気が悪くなって来年が不安だけど、健康が第一。正月くらいはゆっくりで…」と話していた。

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