2008年12月27日(土) 11時12分

石井、ＵＦＣ成功へ“プチ単身赴任計画”（サンケイスポーツ）

　【ラスベガス（米ネバダ州）２５日（日本時間２６日）＝川田尚市】総合格闘家転向を表明した北京五輪柔道１００キロ超級金メダリスト、石井慧（２２）＝国士大＝が２５日、世界最大の総合格闘技イベント「米ＵＦＣ９２」（日本時間２８日）が開かれる当地に到着し、「プチ単身赴任計画」を明かした。

【写真で見る】「ゲバラＴシャツ」を身に着けた石井慧

　ＵＦＣグッズや、１泊約１０万円のスイートルーム（約８０平方メートル）提供を受け、「柔道時代より大きな期待を感じる。アメリカンドリームをつかまねばと思う」と覚悟を決めた。

　来春以降にも米国か、ロシアのエメリヤーエンコ・ヒョードルのもと、特別合宿を随時行う方針だったが、「基本をしっかり習得するためには、もっと腰を落ち着けた練習が必要。拠点を海外に移す“プチ単身赴任”になる」。ビザの関係で３カ月に１度は帰国。「一番強い人にぶつかっていくことが一番の上達法」と語気を強めた。

　２６日にはあこがれの元ＵＦＣヘビー級王者ランディ・クートア（４５）との電撃初対面も内定。「いろんな選手から、たくさんのことを学びたい」。世界最強の座へ、石井が貪欲（どんよく）に経験を積み上げる。

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