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2008年12月27日(土) 10時41分

<脳死肺移植手術事故>執刀医ら3医師、不起訴に 京都地検毎日新聞

 京都大病院(京都市左京区)で06年3月、脳死肺移植を受けた女性(当時30歳)が脳障害を起こし死亡した事故で、京都地検は26日、業務上過失致死容疑で書類送検された同大学の元呼吸器外科医(47)ら3人を容疑不十分で不起訴にした。

 府警は今年3月、執刀した元呼吸器外科医と元心臓血管外科医(45)、元麻酔科医(49)を「手術前に打ち合わせをしないなど初歩的ミスがあった」として書類送検した。

 しかし地検は、専門医でも予見できない特殊な事故だった可能性がある▽3医師の行為が死因となったことを証明する十分な証拠はない−−と判断した。

 当時の院長と副院長の計3人も、患者グループの告発を受けて同容疑で書類送検されていたが、地検は容疑なしで不起訴とした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000020-mai-soci