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2008年12月27日(土) 01時20分

【幸満ちゃん事件】依然残る出会った経緯の謎 供述の信憑性も追及へ産経新聞

 死体遺棄容疑での逮捕直後は、成田幸満ちゃんと会ったことさえも否定していた勝木諒容疑者。20日間の県警東金署捜査本部の調べの中で、徐々に事件時の様子を説明するようになり、動機も話し始めた。しかし、出会った経緯や自室に入れた経緯など、依然として謎は多く残る。

 勝木容疑者は幸満ちゃんとの面識について、一貫して「なかった」と説明。出会ったのは事件当日が初めてで、「(自宅)マンション近くで何回か会った(顔を合わせた)」と話す。

 その過程で、幸満ちゃんが後ろを付いてくるようになり、勝木容疑者は「何度も帰るように言った(促した)」とする。帰宅して玄関ドアを開けた際も「後ろにいた」としている。

 幸満ちゃんは自室で本を読み始め、一方で勝木容疑者は「DVDプレーヤーを操作していた」と具体的に当時の様子を話す。その後、外出でかいた汗を流すため、勝木容疑者は1人で風呂に入ったという。

 口論になったのは、入浴後。「帰れ」「帰らない」とのやりとりが続き、幸満ちゃんが「無視した」場面もあったとする。

 「『帰れ』と言ったのに応じなかったし、無視された。腹が立った」

 これが勝木容疑者が供述する殺害の動機だという。

 幸満ちゃんの遺体には争ったような跡はなかったが唯一、腕にアザがあった。帰らなかった幸満ちゃんを勝木容疑者は「無理矢理(腕を引っ張って)風呂場まで連れて行った」と説明。嫌がる幸満ちゃんを服のまま浴槽に沈めた。「殺すつもりだった」という。

 ただ事件の経緯は勝木容疑者の供述のみ。幸満ちゃんの遺体には水を飲んだような跡がなかったほか、幸満ちゃんの毛髪や指紋など自室にいた物証さえも見つかっていないという。

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