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2008年12月27日(土) 10時12分

年の瀬 ひとまず安堵 神奈川県営住宅に求職者の入居始まる産経新聞

 県は26日、派遣契約の停止などによって社員寮から退去を余儀なくされた求職者に対し、半年間の期間限定住居として用意した県営いちょう上飯田団地(横浜市泉区)への入居を開始した。同日、訪れた34人に鍵が手渡された。県は来年1月5日から14戸32人を追加募集する。

 座間市の日産座間工場で期間工として働いていた北海道函館市出身の男性(45)は、契約が2月25日まで残っているにもかかわらず、今月15日に契約解除を言い渡され、来年1月17日には寮を出なければならなくなったという。

 「自分に(解雇通知が)来るとは思っていたが、やっぱりショックでした」と動揺を隠しきれない。現在、2社から採用連絡待ちで、「これからどうなるかと落ち込んだが、こういう制度があってよかった」とひとまず安堵(あんど)の表情をみせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000061-san-soci