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2008年12月27日(土) 10時10分

あゆピンチ!右手大ケガで紅白“代役案”もスポーツニッポン

 歌手の浜崎あゆみが26日夜に予定したテレビ朝日「ミュージック・ステーション・スーパーライブ」の生出演を取りやめた。右手に大ケガを負い、全治3週間と診断されたという。この日は、10回目の出場を決めているNHK「紅白歌合戦」の曲順発表があり、トップバッターで歌うことが発表された。ただ、浜崎は「マイクを持てない」としており、NHKは“代役案”も含めて検討する。

 紅白本番まであと4日。前代未聞のトップバッター不在という事態が起こる可能性も出てきた。

 所属するエイベックスによると、浜崎はクリスマスイブの24日に自宅の階段で貧血を起こして転落。その際に右手を負傷し、翌25日に手術を受けた。ケガの詳しい内容は明かしていない。浜崎は26日に自身のブログで「マイクを持つことすらできない状態」と説明。貧血は過労が原因で、医師から全治3週間と診断されたという。

 「ミュージック…」の降板について「本当に悔しく無念な思いでいっぱい。そして何よりみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪。紅白に加え、30、31日に東京・代々木の国立競技場第1体育館で行うカウントダウンライブなどが続くことに「自分の治癒力を信じ、願い、日々を過ごして行こうと思っています」と前向きにつづっている。

 昨年末には左耳の聴力を失い、医師から「もう治すすべがない」と言われたことを今年に入って明かした。

 紅白歌合戦の石原真チーフプロデューサーは、くしくも浜崎に初のトップバッターを託したタイミングに「オープニングから、あゆで派手にドン!と飾りたいし、本人も乗ってくれている。ただ、あゆ側からの報告では様子を見ながらになる」と話し、降板の可能性はゼロではないようだ。

 過去には91年、ハウンドドッグが歌唱曲でもめて降板し、代わりにバブルガム・ブラザーズが出場した例もあり「万が一の場合は2番手の方(布施明)からスタートするか、代わりの人を立てるかの2通りしかない」と代役案も検討。また、浜崎が出場できた場合も「彼女のマイクの持ち手は右手なので、持てなければヘッドセットにするなど考えたい」とした。

 29日には渋谷区のNHKホールで、音合わせリハーサルが始まる。ここに浜崎は出席できるのか、注目される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000045-spn-ent