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2008年12月27日(土) 10時10分

エンセン井上被告に懲役10月…大麻取締法違反執行猶予3年スポーツ報知

 東京都内で駐車中の乗用車内で大麻を所持したとして、大麻取締法違反の罪に問われた米国籍の格闘家エンセン井上(本名イノウエ・エンセン・ショウジ)被告(41)に、東京地裁は26日、懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)の判決を言い渡した。

 判決理由で合田悦三裁判官は「被告は自己使用と外国人格闘家に渡すため大麻を所持しており、依存度が強いことは明白。刑事責任は重い」と指摘。その上で「違法薬物との絶縁を約束している」などと執行猶予を付けた理由を説明した。

 判決言い渡し後、合田裁判官から「薬物と絶縁するように」と念押しされたエンセン被告は、小さくうなずいた。

 取材に応じたエンセン被告によると、判決前に髪をそり上げ「執行猶予がなくても判決を受けいれよう」と覚悟を決めていた。一時は、米国の新興格闘技団体「アフリクション」への出場を模索したが、逮捕後に断念した経緯もあるため、2009年は7年ぶりの総合復帰を目指し、ジム生への指導とともに練習を開始するという。

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