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2008年12月27日(土) 10時09分

南社長、不況日本猛虎で“V”字回復やサンケイスポーツ

 不景気はタイガースが吹っ飛ばす!? 阪神・南信男球団社長(54)が26日、西宮市内の球団事務所で行われた仕事納めであいさつ。「来年は明るい話題を提供していきましょう」と職員にゲキを飛ばした。「派遣切り」や「内定取り消し」など世知辛い世の中になった今こそ、タイガース。トラが2009年の救世主になる!!

 景気回復の兆しが見えないまま、暮れゆく2008年。来年も給料は下がる一方やろうし、いつクビになるかも分からへんし…。そんなアナタ、ご安心ください。来年こそ阪神が勝って勝って勝ちまくって、暗いムードを吹っ飛ばしまっせ!

 「『来年はいろいろと厳しい1年になるだろうから阪神が元気や。明るい話題を提供していこう』と話しました」

 南球団社長が仕事納めでゲキを飛ばした。柔らかい口調に込めたのは必勝の思いだった。阪神と景気は切っても切れない関係にある。03年の優勝では935億円、05年は643億円の経済効果があった。今季も日本一に輝けば767億円の波及効果があるはずだった。

 1964年の優勝後はいざなぎ景気が訪れ、85年は日本一でバブル景気を導いた。阪神が勝てば景気がよくなることは、歴史が証明済みだ。

 今季は最大13差を覆されるという屈辱的なV逸に終わった。ファンの落胆は身に染みて感じている。球団のOB会、電鉄本社の会合などで関係者に“謝罪”を繰り返した。同時に強い期待も改めて感じた。決意を込めて口にした『明るい話題』とは、チームの勝利に他ならない。

 「巨人へのリベンジの話題は年明けに取っておきますよ」と南球団社長はニヤリ。ことしは年賀式で「巨人を倒して3年ぶりの優勝だ」とゲキを飛ばし、前半戦の快進撃に結びつけた。本格的にムチを入れるのは新年を迎えてから。真弓阪神で優勝&景気回復。“二兎”を追う大きな誓いを立てて、08年のに別れを告げる。

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