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2008年12月27日(土) 10時09分

湘南・反町新監督、J1昇格へ勝ち点100サンケイスポーツ

 J2湘南で来季から指揮を執る反町康治新監督(44)が26日、都内で就任会見を開き、北京五輪惨敗の“リベンジ”となるJ1昇格&勝ち点100以上を誓った。五輪後、欧州に短期留学した同監督は、ドイツで旋風を巻き起こすホッフェンハイムに共感。「ウザイくらいに仕掛ける」超攻撃的サッカーで、『湘南の暴れん坊』復活を宣言した。

 J2では異例の約70人の報道陣が集まった会見場は、立ち見まで出る盛況ぶりだった。

 「これだけの注目を集める中、シーズンの最初から『湘南の暴れん坊』を再現すべく、やっていきたい」

 反町新監督は、「ハクがついたかな」と自画自賛する口ひげをさすり、選手として在籍した前身チーム・平塚の愛称を持ち出し、元日本代表の中田英寿氏も在籍した名門復活を宣言。「J1切符を獲る。勝ち点100以上を目指す」と誓った。

 北京五輪代表日本代表を率いたが、決定力不足に泣き、1次リーグ3戦全敗。「サッカーボールも見たくなかった」「おかげで髪も薄くなった」など胸の内を吐露した。

 傷心の中、11月にリバプール(イングランド)などに約1カ月間短期留学。特に、限られた予算で若手を積極起用し、バイエルンらを抑えて首位を走るホッフェンハイムの超攻撃的サッカーに感銘を受けた。今季1部に昇格したばかりの新興クラブに湘南を重ね、『暴れん坊』としてJ2で大暴れする決意でいる。

 「前へ前へ、ウザイと思われるくらい仕掛けていきたい」。新潟をJ1に昇格させ、定着させた手腕を再び生かせるか。反町監督が、“名将”の尊称を取り戻す戦いに打って出る。

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