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2008年12月27日(土) 10時09分

朝青龍、出げいこ3番で…ヘロヘロ/大相撲サンケイスポーツ

 3場所連続休場中の横綱朝青龍(28)のけいこ不足が露呈した。進退がかかる初場所(来年1月11日初日、両国国技館)に向けて26日、出羽海部屋への出げいこで本格的に始動したが、栃乃洋(34)らを相手にした15番のけいこでは、3、4番取っただけで息が乱れ出し、6番も取ると肩を大きく上下させる。連続10番で息絶え絶えになり、土俵から“撤退”。息を整えて再び土俵に戻ったが、連続5番でもう限界となった。

 朝青龍は「精いっぱいよくやった。でも、何か重い。体重が重いのか、動きが遅い気がする」。本来の動きに程遠い内容に、首をかしげた。

 調整不足は深刻だ。再起へのスタートと位置付けた冬巡業では、13日間でけいこはわずか60番。3場所連続休場のブランクを埋めるには物足りない量だ。「(左ひじに)痛みがあるけど、やっておかないと」と朝青龍自身にも危機感はあるが、27日に年内のけいこを打ち上げ、年末年始にはモンゴルに帰る予定という。不安が解消されないまま、本場所に突入する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000038-sanspo-spo