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2008年12月27日(土) 01時00分

金融規制、不十分だった=FRB議長が後悔の念−米紙時事通信

 【ニューヨーク26日時事】バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、26日付の米紙ニューヨーク・タイムズに掲載された記事で、深刻な金融危機とリセッション(景気後退)を招いた住宅・信用バブルとその崩壊に関連し、金融機関や住宅金融業者の規制が不十分だったと後悔の念を示した。
 同記事は、中国が対米貿易黒字でためたドル資金を米国債投資などの形で還流させた結果生じた「世界的な貯蓄過剰」とその影響について解説したもので、同議長は「国際資本の流れについて早期により良い均衡を達成していれば、金融システムへのリスクを大幅に減らすことが可能だったろう」と認めた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000006-jij-int