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2008年12月27日(土) 10時06分

落合以来!43歳・山本昌、異例の2年契約…中日スポーツ報知

 今季200勝を達成した中日・山本昌投手(43)が26日、異例の2年契約を結んだ。名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1億5000万円プラス出来高でサイン。2年目は成績に応じ、金額が変動する。43歳での複数年契約は1996年オフの日本ハム・落合(現中日監督、当時43歳)以来の快挙となった。

 満面というよりは、困惑の笑みだった。「球団が複数年と言って下さった。想像してなくて戸惑っています」と、驚きを隠せなかった。西川球団社長は「45歳と言わず、プロ野球最年長出場、登板を塗り替えろと言った」と、浜崎真二氏(阪急)が持つ48歳10か月の更新を指令した。

 交渉の席では複数年を提示した球団に対し、山本昌が躊躇(ちゅうちょ)する一幕もあった。「この年になって複数年は恥ずかしい。単年でいきましょう」と必死に訴えたが、結果は変わらなかった。「もう一回、契約をやり直せないかな。やっぱり図々しいよ」と、照れ笑いを浮かべるしかなかった。

 エース・川上のメジャー挑戦が決定的で、来季は史上最年長開幕投手の期待もかかる。「来年、ひじが駄目になったら契約を破棄してもらうかもしれない。2年やる自信はあるけど、1年、1年という気持ちは変わらない」と自身にムチを打つサウスポー。中高年の星に、また新たな勲章が加わった。

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