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2008年12月27日(土) 10時06分

達也に4年!浦和が史上最長契約提示…エース海外流出阻止スポーツ報知

 浦和が26日、今季終了後に契約満了となる日本代表FW田中達也(26)に、クラブ史上最長となる4年契約を新たに提示したことが分かった。4年はJリーグでも珍しい長期契約。悲願の欧州移籍に揺れる至宝に、赤い悪魔が最大限の誠意を表した。

 生え抜きエースの引き留めに、浦和が破格の条件を用意した。

 今季限りで契約満了となり移籍金ゼロで海外移籍が可能となる田中達に対し、当初は今季終盤に3年契約を提示。だが浦和幹部によると、強化部は条件面を見直し、年俸増を含めて達也サイドに4年契約を再提示した。岡田ジャパンの主軸に成長したドリブラーがキャリアの絶頂期を迎える30歳まで契約したい方針を伝えたという。

 浦和では、3年契約が通例。新卒選手はいずれも3年契約となり、日本代表DF田中マルクス闘莉王、MF鈴木啓太という主力も3年間の延長にとどまった。従来のおきて破りJリーグでもまれな「4」という数字は、絶大な評価の表れだ。

 今月の来日時、田中達と短時間ながらも直接会談を持ったフォルカー・フィンケ新監督(60)は、闘莉王、阿部勇樹、細貝萌を含む4人を「プロテクト選手」(関係者)に指定したという。厳冬で他の選手は保留者続出だが、クラブは「レッズには達也の力と花が必要」と説明している。

 長年の目標だった欧州移籍に揺れる田中達自身は、大原グラウンドで自主トレを敢行。30分以上走り込んだ。「国内移籍は考ていない。日本でプレーするならレッズしかない」と愛着を隠さない。この日、田中達の代理人と信藤健仁TDが極秘会談を持った。運命の決断は迫っている。

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