記事登録
2008年12月26日(金) 15時14分

384万人と過去最高に=07年度の派遣労働者−厚労省時事通信

 厚生労働省は26日、労働者派遣事業所が提出した2007年度事業報告の集計結果を発表した。それによると、派遣労働者数は過去最高の延べ約384万人に上り、前年度比19.6%増加した。正社員より経費のかからない派遣を活用する企業が増え、派遣の受け入れ先は約127万件と47.6%増加した。
 派遣労働者が急増する一方で、事務などの一般的業務で派遣会社が受け取る料金(8時間換算)は平均1万4032円で9.9%減少。労働者の平均賃金(同)も9534円で9.8%減った。減額は、賃金の安い製造業などへの派遣が増えたことが一因となったようだ。通訳や研究開発など専門業務が多い特定派遣でも、派遣料金は2万0754円、平均賃金は1万3044円で、それぞれ9.6%、7.9%減少した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000083-jij-pol