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2008年12月26日(金) 10時55分

海自艦派遣検討を指示=ソマリア沖海賊対策、浜田防衛相に−麻生首相時事通信

 麻生太郎首相は26日午前、首相官邸で浜田靖一防衛相に対し、アフリカ・ソマリア沖での海賊対策に関し「現行法でもやれることをやれ。検討を早めてもらいたい」と述べ、自衛隊法に基づく海上自衛隊艦船の派遣検討を急ぐよう指示した。首相は既に、海上警備行動の発令による護衛艦派遣に踏み切る考えを表明しており、今後、首相官邸や防衛省を中心に具体化に向けた調整を進める。
 自衛隊法82条で定めた海上警備行動は、日本の領海のほか公海上での活動も対象としていることから、政府は同法に基づくソマリア沖への護衛艦派遣は可能と判断している。実際に派遣する場合は、インド洋で給油活動を行っている護衛艦とは別の艦船を日本から派遣する方針だ。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000028-jij-pol