記事登録
2008年12月26日(金) 03時07分

新銀行東京に業務改善命令へ、問題多発で26日にも…金融庁読売新聞

 経営再建中の新銀行東京(東京都新宿区)に対し、金融庁は26日にも、業務改善命令を出す方針を固めた。

 元行員やブローカーによる融資詐欺事件などが明らかになっており、同庁は、多額の不良債権を抱える原因となった内部管理体制の不備など、業務の全般的な改善が不可欠と判断した。新銀行は、開業からわずか3年半余りで行政処分を受けることになった。

 同庁は今年4月、初の金融検査に着手した。その結果、融資審査が極めてずさんだったことが判明。元行員らが詐欺罪で起訴されたほか、新銀行に融資先を紹介する複数のブローカーの介在も発覚し、行員に対する法令順守の徹底など、内部管理体制に問題を抱えていたことも明らかになった。また、取締役会が有効に機能せず、経営計画を策定する際にも、設立した都に対し、過度の依存体質があることも判明。融資先の経営状態に関する自己査定も、甘いケースがあった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000074-yom-soci