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2008年12月26日(金) 02時54分

腐敗水注入、ほかにも2日=母親、ネットで医学知識−五女殺害未遂・京都府警時事通信

 京都大病院(京都市左京区)に入院していた五女(1つ)の点滴に腐った水を注入したとして、殺人未遂容疑で逮捕された岐阜県関市の母親(35)が京都府警の調べに対し、逮捕容疑の2日間のほか、今月12日と13日にも腐敗水を注入したことを認める供述をしていることが25日、分かった。
 府警は、母親が仮住まいしていた京都市内の宿舎から注射器や腐敗水入りのペットボトルなどもそれぞれ数本押収。経緯や動機などを詳しく調べている。
 母親は22日と23日、点滴に腐敗水を注入したとして逮捕された。京大病院によると、母親は12、13両日も、病室でポケットに手を入れるなど不審な動きをしているのが院内カメラで確認されたという。
 母親は腐敗水を「水道水にスポーツドリンクを混ぜ、7日間から10日間置いて作った」と話しており、血管に入れると細菌感染を起こして敗血症になることも知っていたという。
 府警によると、母親は医療関係の仕事に就いた経験はないが、医学的知識があり、「インターネットで調べた」と話しているという。 

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