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2008年12月26日(金) 09時24分

山田監督次回作で小百合&鶴瓶が姉弟にデイリースポーツ

 女優・吉永小百合(63)が、山田洋次監督(77)が手掛ける次回作「おとうと」(2010年1月公開)で主演することが25日、分かった。小百合は08年1月公開の「母べえ」に続く山田作品での主演。タイトルにある“おとうと”役には、「母べえ」で共演した笑福亭鶴瓶(57)が出演する。
 この姉弟設定は山田監督の希望で実現した。前作「母べえ」で2人は共演。絡みは少なかったが、山田監督は「この2人が四つに組んだらどんなに楽しい芝居になるだろうか」と構想を膨らませていたという。
 作品は故市川崑監督の傑作映画「おとうと」(1960年公開)を現代版として完全オリジナルで描く。山田監督は10年ぶりの現代劇。現代の東京を舞台に、夫を早くに亡くし薬局を営みながら堅実に暮らす主婦(吉永)と、浪曲師にあこがれ、年齢を重ねてしまった弟(鶴瓶)の姉弟の再会と別れを通し、日本の家族の姿を訴える物語。
 吉永は「こんなに早く山田組の撮影現場に戻ることができて、とても幸せ。鶴瓶さんの手を握り締めて、弟へのあふれる思いを演じます」と意気込んだ。ほかに蒼井優、加瀬亮が出演。来年1月中旬にクランクイン。

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