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2008年12月26日(金) 17時18分

任天堂と電通、「Wii」向け動画配信「Wiiの間チャンネル」を09年春に開始nikkei TRENDYnet

 任天堂と電通は、家庭用ゲーム機「Wii」向けの新たな動画配信サービス「Wiiの間チャンネル」を2009年春に開始する。Wii本体をインターネットに接続し、「Wiiショッピングチャンネル」から無料のソフトをダウンロードして利用できる。両社は同年夏ごろからオプションとして有料コンテンツを配信することを検討している。

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 Wiiの間チャンネルは「お茶の間」と「Wii」を合わせて名づけたサービス。リビングルームのテレビの前に家族や友人が集まり、コミュニケーションをとれる映像体験空間を意味する。画面上に自分や家族の分身となるゲームキャラクター「Mii」が登場し、その周りで起こるイベントを通して、能動的に動画を中心としたコンテンツを体験できるという。任天堂と電通では、ジャンルやターゲットにこだわらず新たなコンテンツを中心に配信していくとしている。

 任天堂によると、Wiiは08年9月末までに累計3455万台が出荷されたが、そのうち約8割強が家庭のリビングにあるテレビに接続され、約4割がインターネットに接続されている。両社はこうしたWiiの環境を生かし、新サービスによりリビングでのコミュニケーション促進を図る。

 Wii向けの動画配信サービスとしてはほかに、アニメや映画などをビデオ・オンデマンド(VOD)配信する「みんなのシアターWii」(関連記事)を富士ソフトが09年1月27日に始める予定。

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