2008年12月26日(金) 11時12分

11月外食既存店売上高は3.9％増で3カ月ぶりプラス　日本フードサービス協会まとめ（nikkei TRENDYnet）

　日本フードサービス協会（JF）が2008年12月25日まとめた11月の外食売上高（既存店ベース）は前年同月比3.9％増で、3カ月ぶりに前年同月を上回った。ファストフード、ファミリーレストランなど比較的客単価の低い店舗が好調だった。

　ファストフードの売上高は同8.2％増、利用客は同1.3％増、客単価も同6.9％増。とくに洋風ファストフードでは売上高で2ケタ増を記録した。また、ファミリーレストランは売上高で同0.8％の微増で、4カ月ぶりに前年同月を上回った。

　これに対し、ディナーレストランの売上高は同2.2減で8カ月連続の前年同月割れ、パブ/居酒屋は同1.8％減、喫茶は同1.0％減とふるわなかった。

　同協会によると、全体の数字をけん引しているのは、客単価が比較的低く不況に強いファストフードやファミリーレストランの中華チェーンに偏っているという。また、11月は土日祝日が昨年より3日多く、個々の外食企業としては実質前年並みともみられるとしている。

　店舗数は同0.2％増と横ばいで、各社の新規出店に対する慎重な姿勢が見えるという。（文/藤森駿生＝Infostand）

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