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2008年12月26日(金) 14時09分

デリヘル嬢狙い昏睡強盗、44歳男を逮捕スポーツ報知

 ホテルでデリバリーヘルス(派遣型性風俗店)の女性に睡眠薬を飲ませ、現金を盗んでいたとして昏睡(こんすい)強盗容疑で逮捕された男が、同様の手口で約120件の犯行を繰り返したとみられることが26日、警視庁捜査一課の調べで分かった。

 男は東京都足立区の無職、横木正行容疑者(44)。警視庁は約13年間で東京都や埼玉、千葉両県で現金約500万円を盗んだとみている。

 事件で使った「ハルシオン」など睡眠導入剤は都内の医院で不眠症と偽って処方を受けており、横木容疑者は「テレビや雑誌で手口を思い付いた。失業して仕事が見つからず、イライラした気持ちを紛らわすためにやった」と供述しているという。

 調べでは、横木容疑者は7月、豊島区巣鴨のホテルで、風俗店従業員の女性(24)に睡眠作用のある薬を飲ませ、現金6万2000円を盗むなどした疑い。昏睡強盗で得た金は消費者金融の返済に充てていたという。

 警視庁は8月、昏睡強盗容疑で横木容疑者を逮捕。昏睡強盗罪など既に6件で起訴されている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081226-OHT1T00230.htm