サンタ姿で乱射、元妻ら８人殺害　容疑者は拳銃自殺（スポーツ報知）

2008年12月26日(金) 14時08分

２４日、米ロサンゼルス近郊コビナで、銃を乱射した男が放火した住宅を消火する消防隊員（ＡＰ＝共同）

　米ロサンゼルス近郊コビナで２４日夜、サンタクロースの姿をした男が、クリスマスイブのパーティーが開かれていた元妻の親族宅に押し入り、拳銃を乱射した。ロサンゼルス・タイムズ紙（電子版）によると、銃撃と放火により元妻ら計８人が殺害された。男はその後、自殺した。

　男はブルース・パルド容疑者（４５）。昨年９月に元妻と離婚しており、地元警察は元妻との間のトラブルが犯行動機になったとみて調べるとともに、遺体の身元を確認している。

　パルド容疑者は親族宅の玄関でノックし、ドアを開けた８歳の少女に向けていきなり発砲した。この少女を含めた３人が撃たれて重傷を負った。パルド容疑者は、可燃性のスプレーのようなものをプレゼントに見えるように持っていたという。

　近隣住民などによると、パーティーには約２５人が参加。銃声が聞こえた後、住宅内はパニック状態になり、参加者が次々に家の外に逃げた。

　パルド容疑者は犯行の約４時間後の２５日未明、ロサンゼルス近郊の兄弟宅で拳銃を使って自殺しているのが見つかった。（共同）