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2008年12月26日(金) 00時44分

「名張毒ぶどう酒事件」弁護団、再審求め最高裁に新証拠読売新聞

 三重県名張市で1961年に女性5人が農薬入りのぶどう酒を飲まされて毒殺されるなどした「名張毒ぶどう酒事件」で、再審を求めている奥西勝死刑囚(82)(名古屋拘置所在監)の弁護団は25日、農薬を製造した会社の元社員の陳述書などを、新証拠として最高裁に提出した。

 2006年の名古屋高裁決定は、農薬のすべての成分が明らかでないなどとして、弁護団の実験の証拠価値を認めなかったが、陳述書では、農薬の製造工程や成分を詳しく元社員が説明しており、「不純物が加えられていないことは明らかで、高裁の判断は誤り」と主張している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000001-yom-soci