サンタさんはいつ来るのかな—。北米航空宇宙防衛司令部（ＮＯＲＡＤ、米コロラド州）は２４日、毎年恒例となっているサンタ追跡ウェブサイトで、子どもたちにプレゼントを配るために世界一周するサンタクロースの様子を、コンピューターグラフィックスを駆使して“実況中継”した。米、カナダ両軍が運営するＮＯＲＡＤは、北米へのミサイルや航空機による攻撃に対応。１９５５年、子どもからの間違い電話を受けた当時の司令官がサンタの居場所を順次伝えたことから“追跡作戦”が始まった。サイト上ではＮＯＲＡＤのレーダーや人工衛星でサンタの現在位置を追うという想定だ。
サンタは「真っ赤なお鼻」のルドルフなど９頭のトナカイが引っ張って空を飛ぶソリに乗り、極東や南太平洋地域を起点に西回りで世界各地を訪問。北京では五輪主会場となった「国家体育場」（愛称「鳥の巣」）上空を通過し、宇宙空間にも飛び出して来年２月から若田光一さんが長期滞在予定の国際宇宙ステーションも訪れた。
“実況中継”は日本語でも視聴できる。サイトのアドレスはhttp://www.noradsanta.org
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081226-OHT1T00060.htm