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2008年12月25日(木) 21時12分

大阪市の高額土地取得問題で原告の請求棄却 大阪地裁産経新聞

 大阪市が十三市民病院(同市淀川区)の敷地を所有者の市住宅供給公社から時価の倍以上の価格で取得したのは違法として、市民団体「見張り番」のメンバーが平松邦夫市長を相手取り、時価との差額約38億円を同公社に返還請求するよう求めた訴訟の判決が25日、大阪地裁であった。吉田徹裁判長は「取得価格は市議会の承認を得ており、違法ではない」として、原告側の請求を棄却した。

 判決によると、敷地は同社が住宅用地として購入したが、市が昨年3月に老朽化した市民病院の移転先として、時価33億円の倍以上となる71億3500万円で取得した。

 原告側は「時価を超える部分は違法な公金支出」として昨年5月に提訴した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000600-san-soci