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2008年12月25日(木) 21時12分

ウナギ偽装で3社を起訴 神戸地検産経新聞

 中国産ウナギが「愛知県三河一色産」と偽装表示して販売されていた事件で、神戸地検は25日、不正競争防止法違反(偽装表示)罪で、「神港魚類」(神戸市)ら水産物卸売業者3社を起訴した。他に起訴されたのは「魚秀」(大阪市)と親会社の「徳島魚市場」(徳島市)。

 起訴状によると「魚秀」の中谷彰宏被告(44)や「神港魚類」(神戸市)の元担当課長、北本順一被告(40)らは共謀し、3社の業務として、今年2月9日〜4月8日、「愛知県三河一色産うなぎ蒲焼き」などと印刷された段ボール箱約2万5000箱に、魚秀が仕入れた中国産ウナギのかば焼きを詰め替て偽装。3月10日〜6月13日、大阪府や京都府、神戸市などの仲卸業者9社に対し、計1545箱(合計約15トン)を販売した。

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