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2008年12月25日(木) 20時51分

福地山線事故の捜査越年へ=立件可否、慎重に検討−神戸地検時事通信

 2005年4月のJR福知山線脱線事故で、業務上過失致死傷容疑で書類送検された山崎正夫社長(65)らについて、神戸地検の結論は年内には出ず、捜査は来年に持ち越されることになった。
 同地検は当初、年内の処分を目標にしていたが、同社長ら幹部が「事故が起きることは事前に予見できなかった」と否定しており、危険性の認識があったかどうかの見極めが難しく、最終判断はできなかった。
 すでに事故現場のカーブとほかのカーブとの比較や、関係者からの聴取は一通り終了しており、同地検は刑事事件として起訴できるかどうか、大阪高検などと協議している。年明けのできるだけ早い時期の処分を目指すとみられる。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000205-jij-soci