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2008年12月25日(木) 20時43分

中田横浜市長に慰謝料求め提訴 “交際相手”の元クラブ女性産経新聞

 横浜市の中田宏市長と不倫関係があったと主張する元クラブ従業員の女性(30)が25日、同市役所で記者会見し、結婚が実行されずに精神的、肉体的苦痛を受けたとして、中田市長に対して慰謝料3000万円の支払いを求め、24日に横浜地裁に提訴したことを明らかにした。

 訴状などによると、中田市長と女性は平成16年春ごろ、女性が勤務していた同市中区のクラブで知り合った。2回目以降のデートで頻繁に「一緒になりたい」といわれ、夏ごろから交際を始めたという。

 その後、交際のうわさが広がると、中田市長側から「うわさを流したのは女性側」といわれ、一人で対処せざるを得ない状況になったため、ストレスから鬱病(うつびよう)の治療を受けるようになったと主張している。女性は講談社発行の週刊誌「週刊現代」で一方的に交際を告白していた。

 女性は「一言謝罪してほしかった」と述べた。今後、市長側から謝罪があった場合には、提訴を取り下げる意向も示唆した。

 中田市長は「訴状が届いてないのでお答えできない。弁護士と協議の上、法的措置を含め対応する」とのコメントを出した。また、週刊現代の一連の報道に対しては、「名誉棄損行為は極めて悪質であり、刑事告訴の手続きを進めている」としている。

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