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2008年12月25日(木) 20時23分

週刊現代表紙で名誉棄損=「御手洗会長と731部隊」−東京地裁時事通信

 旧日本軍の731部隊と関係があるかのような週刊現代の記事で名誉を傷つけられたとして、キヤノンと御手洗冨士夫会長が講談社側に2億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は25日、表紙の見出しなどに名誉棄損を認め、200万円の支払いを命じた。
 鶴岡稔彦裁判長は「キヤノン御手洗会長と731部隊」とした表紙と新聞広告について、強いマイナスイメージのある同部隊と直接的な関係があるとの誤解を与えると指摘。省略や誇張の許容範囲を超えるとした。
 記事自体は、直接的な関係を示す記述はなく、名誉棄損に当たらないとした。
 判決によると、同誌は昨年10月20日号で、御手洗会長の叔父に当たる初代社長が戦前、有毒ガスが妊婦に及ぼす影響に関して論文を書いていたとし、同部隊の創設者と叔父の恩師が同一人物だったと報じた。
 キヤノンの話 妥当なことと評価している。
 講談社広報室の話 承服し難い。控訴する。 

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