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2008年12月25日(木) 23時33分

<いすゞ>期間従業員3人賃金満額求める 仮処分申請毎日新聞

 いすゞ自動車藤沢工場(神奈川県藤沢市)の期間従業員3人が解雇予告の効力停止などを求めた仮処分申請の第1回審尋が25日、横浜地裁(朝倉亮子裁判官)であった。同社は24日、期間従業員に限り当初26日予定だった解雇を撤回しており、審尋は賃金仮払いが主な争点になる見込み。

 会見した代理人の鷲見賢一郎弁護士によると会社側は審尋で「26日に解雇の効力は発生しない」と認めた。一方、撤回に際し会社側は「雇用継続を望む場合、支給額は平均賃金の60%」などと通知しており、3人は審尋で満額の仮支払いを求める。

 鷲見弁護士は「賃金カットは許されないし(契約満了の09年)4月以降も更新してほしい」と述べた。申立人の三浦慶範さん(27)は「(会社案は)解雇撤回とは感じられない。納得できず今後も戦っていく」と話した。【池田知広】

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