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2008年12月25日(木) 10時22分

国務院が輸出拡大対策 人民元建て貿易決済の試行もサーチナ

 中国国務院(政府)は24日に開いた常務会議で、輸出拡大のための対策として、一部の製品の輸出時にかかる増値税の還付率を引き上げるほか、人民元建てによる貿易決済の試行を行うことなどを決定した。世界金融危機の影響も受けて伸び悩む輸出企業を支援し、経済成長を促す。24日付中国新聞社が伝えた。

 輸出時の増値税還付率引き上げの対象は、機械設備、電気設備、交通運輸車輌、電子・電気製品を含む「機電製品」のうち、技術と付加価値が高いと評価される一部の製品。

 人民元建て決済は広東省、長江デルタ地域と香港・マカオ間、広西チワン族自治区、雲南省とASEAN(東南アジア諸国連合)間で試験導入する。(編集担当:恩田有紀)

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