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2008年12月25日(木) 09時58分

マツダ輸出1年4カ月ぶり減中国新聞

 マツダが24日発表した11月の生産販売実績によると、欧米や新興国の販売低迷を受け、輸出が6万2535台で前年同月比14.9%減と、1年4カ月ぶりに前年を下回った。国内販売も28.0%減の1万3540台と2カ月連続で減り、経営環境の急速な悪化が鮮明になった。

 輸出の地域別は、北米が30.0%減の1万6361台。うち米国向けは40.2%減の1万193台だった。在庫調整を急いでおり、特にスポーツタイプ多目的車(SUV)のCX—9は6割近く減らした。

 欧州は2万7187台で0.2%増えたが、同月の販売実績は1万9481台で25.7%減と2カ月連続マイナス。特に成長のけん引役だったロシアの販売が25.9%減と急ブレーキが掛かった。資源高を背景に市場拡大が続いていた中近東は4314台で39.7%減。イスラエルが52.4%減ったのが響いた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812250287.html