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2008年12月25日(木) 09時58分

地元野菜でユニーク門松中国新聞

 府中市府川町の市文化センターに、地元産の野菜を使ったユニークな門松がお目見えした。食品の偽装表示や金融危機などが相次ぐ暗い世相を吹き飛ばそうと、センターが初めて企画した。

 玄関前に飾った「野菜門松」は高さ2メートルほどで、市内の農家などが提供した10種類を使用。白菜や大根がずらりと並び、鏡もちに見立てたカブラ、糸でネックレスのようにつないだ福山市特産のクワイ、ユズなどが彩りを添えている。

 センターの依頼を受け、府中地方華道連盟会長の小林佳風一桂(かふういっけい)さん(79)=中須町=が20日、2時間かけて生けた。しなびた野菜は差し替えながら1月7日まで飾る。同日午後2時からセンター前で「食らおう会」を開き、門松に使った野菜と春の七草を一緒に煮込み、訪れた人に振る舞う。

【写真説明】明るい新年を願い、府中市文化センターに飾られた「野菜門松」

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812250216.html