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2008年12月25日(木) 16時51分

愛宕山を都計審委員ら視察中国新聞

 岩国市の愛宕山地域開発事業廃止のための都市計画変更案を審議している山口県都市計画審議会(会長・村田秀一山口大副学長、17人)の委員5人が24日、宅地開発が中止された事業跡地を視察した。うち3人が、跡地の米軍住宅化に反対する住民らと面会し、意見交換した。

 5人は県議3人と弁護士、山口大准教授。バスで、跡地の西工区(45ヘクタール)と東工区(57ヘクタール)を見学。東工区では高台から、廃止予定の幹線道ルートなどを確認した。

 東工区出口では、住民団体メンバー約10人が、のぼりを掲げてアピール。移転された愛宕神社に委員3人を案内し、牛野谷供用会館で面会した。住民側は「米軍住宅になれば市民の安心・安全どころではない」「愛宕神社に通じていた里道回復を」などと訴えた。

【写真説明】高台から東工区を見渡しながら現状の説明などを聞く委員

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812250267.html