記事登録
2008年12月25日(木) 22時10分

<石綿>56機関で吸引の恐れ 文科省の学校調査毎日新聞

 文部科学省は25日、全国の国公私立学校や文化会館などを対象に進めているアスベスト(石綿)使用状況調査の10月時点の結果を発表した。粉じん飛散によって利用者がアスベストを吸引する恐れがあるのは56機関で、除去などの対策工事を急ぐよう通知した。

 文科省によると、調査対象14万5630機関のうち13万4086機関(92.1%)の調査を完了し、5549機関でアスベストが使われていた。▽大学17▽高校1▽中学校3▽小学校4−−など56機関で吸引の恐れがあった。いずれも使用禁止などの応急措置は実施済み。【三木陽介】

【関連ニュース】
石綿被害:元国鉄職員遺族とJR貨物など和解
石綿法改正:6人の遺族ら給付金申請…時効延長で救済対象
石綿健康被害:改正法を施行…労災補償、遺族救済枠を拡大
アスベスト:不服審が不認定取り消す裁決 大阪の女性申請
アスベスト:健康被害救済電話相談、5、6日に全国で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000147-mai-soci