記事登録
2008年12月25日(木) 21時42分

2210万人に糖尿病の疑い、10年で6割増…厚労省調査読売新聞

 厚生労働省は25日、2007年の「国民健康・栄養調査結果」を発表し、糖尿病の疑いがある人は全国で推定2210万人に上るとした。

 06年調査(1870万人)と比べ300万人以上増え、計算上では成人の4人に1人が糖尿病のリスクを抱えていることになる。同省は「運動不足や食生活の乱れが改善されていないことが原因」と分析している。

 調査は07年11月、全国約6000世帯の約1万8000人を対象に実施。糖尿病については成人約4000人の血液検査結果をもとに推計した。

 それによると、糖尿病が強く疑われるのは890万人で、可能性が否定できない1320万人を合わせると2210万人に上った。1997年調査(1370万人)と比べると6割も増加。成人の25・6%で、年代別の人口に占める割合は70歳以上が約38%、60代約35%、50代約27%、40代約15%、30代約6%、20代が1%だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000064-yom-sci