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2008年12月25日(木) 21時34分

授業料滞納で支払い督促申し立て 大阪府教委産経新聞

 大阪府教育委員会は25日、高校の授業料を滞納したうえ支払いの意思がみられないとして、平成17年3月に全日制高校を卒業した府内の女性1人について、東大阪簡易裁判所に支払い督促の申し立てを行った。授業料滞納で大阪府教委が法的措置をとるのは初めて。

 大阪府立高校の授業料滞納額は19年度末現在3億3545万円(延べ約4400人分)で、全国で最も多額とされる。

 状況を重くみた府教委は今年10月、これまで学校だけで行っていた督促事務に協力、法的措置を含めた対応に踏み切る方針を示していた。北海道教委や広島県教委はすでに実施しているという。

 府教委によると、女性は在学中の1年3カ月分の授業料など18万5400円を支払っておらず、電話や書面での催促にも応じる姿勢を見せていない。今後、本人の異議申し立てがなければ、預貯金の差し押さえなどの措置がとられる。

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