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2008年12月24日(水) 15時45分

閉塞打破は解散・総選挙だけ、自発的離党考えず=渡辺元金融相ロイター

 [東京 24日 ロイター] 自民党の渡辺喜美・元金融担当相は24日午後、同日の衆院本会議で民主党が提出し、与党の反対多数で否決された衆院解散・総選挙を求める決議案に賛成に回ったことについて「今の(政治の)閉塞(へいそく)感を打破するには解散・総選挙しかない。国会議員の原点に立ち返って賛成した」と語った。
 また、予想される党からの処分については「甘んじて受ける」と語った。記者団に対して述べた。
 渡辺元金融担当相は、賛成した理由について「麻生(太郎)内閣はもともと解散・総選挙を期待されて組閣した。しかし、解散・総選挙が延び延びになり、発言が二転三転している。二転三転する中で、閉塞感が充満してくるのは、政治にとっていいことではない。閉塞感を打破するには解散・総選挙だ」と繰り返した。
 今後の対応については、党から処分が下されれば受けるとしながら、自発的に自民党を離党する考えはないと表明。民主党など野党との連携の可能性も否定した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081224-00000069-reu-bus_all