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2008年12月24日(水) 12時49分

民主党が衆院解散要求決議案を提出産経新聞

 民主党は24日午前、衆院に解散・総選挙を求める決議案を提出した。社民、国民新両党は「政局狙いだ」として、共同提案は見送った。決議案は、与党多数で否決される見通しだが、民主党は来年1月5日召集の通常国会に向け、与野党の対決機運を高め攻勢をかける考えだ。

 決議案では、「麻生太郎首相による政治空白、経済失政を見過ごすことは国会の存在意義を失わせるに等しい」と指摘。そのうえで、「経済を立て直すには、国民の信任を得た新しい政府が強力なリーダーシップを発揮するしかない」と、衆院解散・総選挙を早期に実施すべきと強調した。

 これに先立ち、小沢一郎代表は同日朝の党常任幹事会で、「自民党は長期政権にうつつをぬかし、機能しなくなっている。厳しい対決となる通常国会に向けて、全力で頑張らないといけない」と語った。

 民主党は同日午後には、参院の審議権を尊重する決議案を参院に提出する方針だ。

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